2024.12.02
死角は、ドライバーから見ることができない範囲のことです。
トラックは普通車よりも大きく、車体も長いため死角が多くなりがちです。
そこで、今回はトラックの死角対策のポイントを紹介します。
▼死角対策のポイント
トラックのドライバ―が心がけると良い、死角対策を見ていきます。
■ミラーを調整する
トラックには死角を補うために普通車よりも多数のミラーがついています。
運転手にとって最適なミラーの位置や向きは微妙に異なります。
運転をする前に、少しでも死角をカバーできる角度にミラーを調整しましょう。
■助手席はスッキリ
トラックの死角で最も大きいのが、助手席がある左側です。
左ミラーの確認や、左折時の目視をスムーズにするためにも、助手席には荷物などを極力置かないようにしましょう。
■背筋を伸ばす
運転時の正しい姿勢も死角対策となります。
必要以上に後ろに寝そべるようにシートに腰掛けるなど、間違った運転姿勢をとらず、シートに深く座り、背筋をまっすぐにすることで、ミラーが見やすくなります。
■自分の目で確認
バックする際は、バックモニターやミラーだけで満足しないようにしましょう。
窓を開けて、周囲の音にも注意を払いつつ、後ろをしっかり目視で確認します。
バックの誘導者がいてくれる場合も、油断せず必ず目視を行いましょう。
■減速を徹底
交差点の左折時は歩行者や自転車、死角に入る可能性が高いです。
トラックは普通車よりも車両が長く、曲がる時に後輪が前輪よりも内側を通る「内輪差」が大きくなり、死角が大きくなります。
交差点への進入時は、とっさのブレーキ操作などに対応しやすいよう、減速を徹底しましょう。
▼まとめ
トラックの死角対策のポイントを紹介しました。
ミラーを調整する、助手席はスッキリ、背筋を伸ばす、自分の目で確認、減速を徹底するなどのポイントがあります。
安全にトラックを運転するために、死角対策を実施しましょう。